春日記

「ブナ織りと東南アジアの縫取織り」展開催

長らく休んでいましたBaharですが、10月1日より再びオープンします。

しかもスペシャルな展示で幕開けです!
ティモールテキスタイルさんによる
「ブナ織りと東南アジアの縫取織り」の展示販売をいたします。

しかも!会期中、ずっと岡崎真奈美さんが在廊してくださいます。
布の話がたっぷり聞けますよ!

 

毛糸だま秋号の世界手芸紀行でもブナ織りの紹介をしています。
「立ち読み」をクリックしていただくと、ちょっと中身をご覧いただけます。

ティモール島の西側、西ティモールでは、今でも腰機(こしばた)という
原始的な織機を使って布を織っています。
こんなふうに、織手自身の身体そのものが機になったように織ります。

撮影/岡崎真奈美(ティモールテキスタイル)
マヌレア
ニキニキブナB

ブナ織りはタテ糸にクルクルとヨコ糸を指で巻きつけて模様を織り込む技法です。
さまざまな模様や色の配色が可能で、織り上がった布は刺繍をほどこしたように見える
ことから刺繍織りと呼ばれたり、縫取織り、挟織りとも呼ばれています。
ブナ織りを纏う男達に「写真いいですか?」と尋ねると誰もが誇らしげに対応してくれます。
だってそれは妻の愛情を一身に纏っていることなのですから。
ブナ織りの技術は失われようとしています。ブナ織りの技法は失われつつあります。

ですが、織りあがった布はこんなに美しく、力強い。
全身全霊で織った布にはさみを入れることは決してありません。
完璧な一枚の布の民族衣装。ぜひご覧になりにいらしてくださいませ。

                 ティモールテキスタイル 岡崎真奈美

撮影/森谷則秋
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ティモールテキスタイルの岡崎真奈美さんは、ティモールの地に舞い降りて、20年。
織物の巡る旅のなかでたどり着いた島がティモールだそう。
以来、日本とティモールを行ったり来たりしています。
その土地のその時間でしか生まれない布や形があると言います。
岡崎さんが語る布の話はとても興味深く、魅了されます。
一緒にその世界に潜り込んでみませんか?

ご来場、心よりお待ちしています!
10月1日(木)〜3日(土)、8日(木)〜10日(土)の6日間。
オープン時間は13:00〜18:00です。

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