5日より始まった「カシミールの手仕事展」、
たくさんのお客様に、本物のパシュミナに触れていただき、嬉しいかぎりです。
みなさま、なんて気持ちがいいの、と感動されています。
カニ織りと呼ばれる織り方。
カニはシャトルのこと。こんなふうに織っています。
あまりの細かさにくらくらします。
1枚織るのに、1年以上かかります。
なかには2年かかるものも。
織り上がった布は、模様の美しさもさることながら、その手触りのよさに
驚きます。
それもそのはず、世界一といわれるカシミール育ちのカシミール山羊の毛を
手紡ぎした糸を使っているのです。
その糸がこちら!
なんて細くて柔らかいのでしょう。
カシミールのカシミール山羊は高地に生息しているため、
寒さを防ぐため、空気を含むように、毛がとても細いのです。
この細い糸を織り機にかけ、手織りしていくのです。
こうやって織られた布をパシュミナといいます。
極上の天上界の触り心地です。
さらにそこの「ソズニ刺繍」をほどこしたのがこちら。
これが刺繍?と驚くほど。まるでプリントみたいなのです。
なんて細やかな手仕事。
カシミールはイスラム文化が色濃く、細密画の影響が刺繍にも現れているようです。
ちなみに、こんな細密な絵を描いた小箱もあります。
全面ソズニ刺繍ではないタイプもあります。
刺繍が入っているものは50,000〜54,000円+税です。
刺繍が入っていないものは29,000円+税です。
今回の一番人気はヘリンボーン柄。
艶があり、かつ、たて糸は染めていないナチュラルな山羊の毛の色。
カシミール山羊を感じることができます。
この山羊色が入ることで、ちょっと落ち着いたトーンに。
かつ、シーンを選ばない、使いやすいストールです。
(個人的に、まっさきにこのヘリンボーン柄を購入)
32,000円+税です。
ナチュラルなタイプもベージュ、白とあります。
こちらは22,000円+税なのですが、
お好きな色に+1000円で染めることができます。
こちらはカシミールの発注するので、しばらくお時間をいただきます。
でき次第、配送します。(配送料無料)
とにもかくにもぜひ、いらして、ご自身で確かめていただきたいです。
渋谷聡子さんがカシミールで教わった本物のパシュミナの見分け方は、
耳の下に当てて、30数え、その間にポワッと暖かくなったら本物、というもの。
素敵な見分け方。
本当に、首に巻いたり、体を包むだけで
幸せな気持ちになります。
やさしく包んで守ってくれるかんじです。
自分自身を愛しい、と思えます。
たった布一枚でこんなに幸福感を味わえるんだ、というのを実感しています。
ぜひとも、ご自身にあう、運命の一枚を探しにいらしてくださいませ。
ピスターシュ店主、渋谷聡子さんが7日(土)は在廊されます。
カシミールで、どんな人たちが、どのようにしてつくっているかを
話してくれます。
お待ちしています!
オープンは13時〜18時です。
来週は12〜14日、再来週は19〜21日がオープン日です。